今年も大流行の感染性胃腸炎。
子どもの突然の嘔吐や下痢にはどう対処したらいい?
正しい対処法を知って
家庭内の二次感染も防止しよう。
インフルエンザが治ったと思ったら
次は感染性胃腸炎に。
この時期
乳幼児は次々と病気にかかってしまい
親も子も大変です。
息子が感染性胃腸炎にかかった時に
調べたことを全てまとめておきます。
インフルエンザの家庭内感染防止のポイントは
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子どもの嘔吐や下痢 原因は感染性胃腸炎?ノロ?ロタ?
子どもの突然の嘔吐や下痢は
感染性胃腸炎が考えられます。
感染性胃腸炎は細菌やウイルスなどが
原因で嘔吐や下痢の症状が起こります。
また、おう吐や下痢による
脱水症状が起こったり
発熱する場合もあります。
原因となる細菌やウイルスは
何種類もあるのですが
病院では何のウイルスに
感染したのかを特定する検査は
通常は行いません。
有名なノロウイルスやロタウイルスも
感染性胃腸炎の原因のひとつですが
検査をしてウイルスを
特定することはありません。
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感染性胃腸炎の
3つの主な原因ウイルスです
・ノロウイルス
・ロタウイルス
・サポウイルス
◾️ノロウイルス
通常は軽症で
症状が1日から3日続きます。
すべての年齢で発症します。
乳幼児や高齢者
もともと病気がある方など
抵抗力の弱い方が発病すると重症化することがあります。
〈主な症状〉
下痢、おう吐、吐き気、腹痛です。
発熱する場合もあり
症状がひどい場合には
脱水症状を起こすことがあります。
〈潜伏期間〉
平均1日から2日
〈感染の原因〉
ノロウイルスに汚染された食品(特にカキを含む二枚貝)が多く報告されています。
また、ノロウイルスに感染した人の便や吐しゃ物に接触したりすることにより二次感染を起こすことがあります。
感染者が、用便後の手洗いが不十分なまま料理をすると、食品がウイルスに汚染され、その食品を食べることにより、感染が引き起こされるおそれがあります。
一年を通して発生がありますが、11月から2月に発生が多いとされています。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、治療は輸液などの対症療法に限られています。
◾️ロタウイルス
生後6カ月から2歳を中心に5歳までの乳幼児で多く発症します。
大人はロタウイルスの感染を何度も経験しているため、ほとんどの場合、症状がでません。乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染した時に症状が強く出ます。
1月から4月に発生が多いとされています。
現在、ロタウイルスに効果のある抗ウイルス薬はなく、脱水を防ぐための水分補給や体力消耗のため栄養補給することなどが治療になります。
〈主な症状〉下痢、おう吐、発熱で、米のとぎ汁のような白色の水様の下痢便が特徴です。ノロウイルスに比べて、発熱を伴う場合が多いです。
また重症度が高いといわれているため、脱水症状に気をつける必要があります。
〈潜伏期間〉約2日です。
おう吐は1~2日、下痢は1週間ほど続きます。
発熱は通常半日から1日で治まります。
◾️サポウイルス
乳幼児に多く発症する傾向が、近年では成人や高齢者の食中毒事例や集団感染事例も報告されています。
一年を通して発生がありますが、10月から4月に発生が多いとされています。
〈主な症状〉下痢、おう吐、吐き気、発熱です。
〈潜伏期間〉平均1日から3日です。
〈感染の原因〉カキをはじめとした二枚貝の生食及び加熱不足により食中毒が発生する場合があります。また、サポウイルスに感染した人や、サポウイルスを含むふん便やおう吐物を処理した後、十分に手洗いを行わずウイルスが手についたまま調理すると、食品が汚染され、その食品を食べた人が感染します。
参考資料
食中毒を起こす微生物 サポウイルス|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
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診察、治療、登園許可について
乳幼児や高齢者などの
抵抗力の弱い方が感染すると
重症になることがあるので
早めに医療機関を受診しましょう
ウイルスを原因とする感染性胃腸は
特別な治療法はありません。
原因が
ノロウイルスであっても
ロタウイルスであっても
治療は輸液(点滴)、整腸剤などの
症状を和らげる対処療法に限られます。
原因ウイルスの特定はしません。
嘔吐や下痢の状態
発熱があるか無いか
保育園、地域で流行しているか
などで診断されます。
「保育園で流行っているからロタだと思いますよ」
「発熱がないからロタじゃないですよ」
という推定の診断になります。
症状が続く期間は
脱水を防ぐために水分補給や安静が
必要になります。
下痢止め薬を使用すると
回復を遅らせることがあるので
使用については
医師に相談してからにしましょう。
医師による登園許可は要りません。
「嘔吐や下痢が収まり普段の食事がとれる」
状態が登園OKの目安です。
保育園によって対応が
違うこともあります
保育園に問い合わせてみてください。
(2012年改訂版保育所における感染性対策ガイドライン参照)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/pdf/hoiku02.pdf
回復の早さは個人差もありますが
乳幼児は
3日以上は保育園をお休みすることを
親も覚悟しておいたほうがいいですね…
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水分補給と治療中の食事
いつから何を食べさせたら良いのでしょうか。
おう吐や下痢がある場合、脱水の予防は重要です。
しかし
おう吐が続いているときは
胃を空にしておう吐が鎮まってから
水分補給をした方がいい場合もあります。
体力がある
ぐったりしていないなどの様子を見て
お医者さんから
「今日は水分補給も食事もダメです。
お薬は明日から飲ませてください。」
という指示が出ることもあります。
おう吐が鎮まってきたら
脱水症にならないようにスプーンなどで
少量ずつマメに乳幼児用電解質(アクアライトなど)
を与えるようにしましょう。
激しい下痢をおこしている場合にも
かなり良く吸収されます。
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スポーツドリンクは電解質濃度が低く
糖分が多すぎて下痢の治療には不向きです。
◾️ 乳幼児の食事療法
母乳栄養児の場合
嘔吐が落ち着きしだい授乳を開始します。最初の授乳間隔を3-4時間とし、授乳時間を5分程度に抑えておきますが、嘔吐がなければ徐々に平常の授乳方法へもっていきます。
人工栄養児の場合
悪心・嘔吐が落ち着きしだい授乳を開始しますが、この場合は濃度、量ともに平常の1/2-2/3とし、症状をみながら徐々に量、濃度を平常にもっていきます。
離乳期の乳児・幼児の場合
悪心・嘔吐が落ち着き次第、野菜スープ、重湯、経口電解質液などを与えてみます。最初は粥食とし三分粥から全粥へと徐々に濃度、量を増やしていきます。
(悪心とは、吐き気を催すこと。胸がむかつくこと)
◾️食べ物の目安
何を食べるか、便と相談!
便が水のようなときは水分を中心に。
アクアライト、アクアサーナ、番茶、野菜スープ、みそ汁、おもゆ、リンゴのすりおろし
便がドロドロならドロドロの食べ物を。
とうふ、パンがゆ、ベビーせんべい、ウエハース、 バナナの裏ごし、にんじんやかぼちゃの煮つぶし
便がやわらかい程度ならやわらかい食べ物を。
おかゆ、うどん、白身魚の煮つけ、卵、とりささ身、 野菜の煮つけ
一般社団法人 加古川医師会HPより引用
No.17感染性(ウイルス性)胃腸炎・・乳幼児の食事療法|一般社団法人 加古川医師会
吐物、排泄物の処理方法と二次感染を防ぐ方法
便とおう吐物には大量のウイルスが存在し感染源になるので
その処理には十分注意する必要があります。
兄弟姉妹で
二次感染してしまうと
親も大変さが倍増。
少し面倒ですが
がんばりましょう。
◾️おう吐物と排泄物の正しい処理
おう吐物を処理するときは
処理する人以外は
汚物から離れておきます。
①ビニール手袋
マスク
使い捨てのエプロン
を着用します。
②おう吐物や排泄物の中のウイルスが
飛び散らないように
ペーパータオルや布で
覆って静かに拭き取ります。
広がらないように外側から
内側に向けて
おう吐物を
拭き上げます。
③拭き取りに使用した
ペーパータオルなどは
ビニール袋に入れて密閉して廃棄します。
できれば
50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤を
ビニール袋に入れて殺菌します。
ウイルスは乾燥すると空中に漂い
これが口に入って感染することがあります。
④乾燥しないうちに床等に残らないよう
50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤で
浸すように拭きます。
⑤10分後、水拭きをする。
⑥しっかりと石鹸で手洗いをする。
⑦処理した後はウイルスが屋外に出て行くよう
十分に喚気を行おこないます。
画像(大阪府ホームページより抜粋)
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/23711/00160739/norouirusuwohirogenaitameni.pdf
◾️汚れた衣類の洗濯
①ペーパータオルなどで汚物を取り除く
②洗剤を入れた水の中で
静かにもみ洗いをする
(おう吐物が残っていると消毒できない)
③50倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤に
10分程度つけこむ。(素材に注意)
または
85°C・1分以上の熱湯洗濯を行うことでも
ウイルスの消毒効果があります。
布団などすぐに洗濯できない場合は
よく乾燥させスチームアイロンや布団乾燥機を
使うと効果的です。
④他の洗濯物とは分けて洗う。
⑤洗濯の下洗い場所を
250倍に薄めた
家庭用塩素系漂白剤(塩素濃度約200ppm)で消毒後
洗剤を使って掃除をする必要があります
⑤しっかりと石鹸で手洗いをする
◾️その他の消毒
250倍に薄めた家庭用塩素系漂白剤で
トイレのドアノブなど
手で触れるところは
きちんと消毒をしましょう。
画像(大阪府ホームページより抜粋)
◾️お風呂
風呂の水は毎日換えて
浴槽や風呂の床、洗面器、椅子なども
清潔に掃除しましょう。
下痢をしている人は最後に入浴し
タオルやバスタオルの共用はやめましょう
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まとめ(感想)
突然の下痢や嘔吐には
戸惑いました。
脱水症状になっては
いけないと思い
麦茶を飲ませながら
病院にいったら
「水分も飲ませないでね」と
言われて衝撃を受けたこと。
スポーツドリンクを用意したものの
下痢の症状には不向きだったこと。
嘔吐物を処理する方法を
何となくでしか理解していなくて
適当にハイターに漬けていたこと。
調べてみると
間違った対処をしていたことも多く
色々と勉強になりました。
来年の寒い時期にも
きっと襲ってくるであろう
感染性胃腸炎に備えて
経口補水液
手袋
マスク
消毒液
常備しておこうと思いました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました^^